こんにちは。NottingHillです。
最近のスニーカーブームを受けて、「何か新しいスニーカーが欲しい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、近頃はどのブランドもスニーカーを発売し始めていますし、勝負の一足にどのブランドを選べば良いか、なかなか悩みどころです。
デザインによってはスポーティーさやカジュアルさが前面に出てしまいますし、普段のスタイルに適度にスポーティーさをミックスしてくれつつも、クラス感を加えエフォートレスシックな装いを実現してくれるようなモデルを探すのは難しいですよね。
そこで今回は、春夏のシーズン向けに、国内外で注目度が急上昇中のプレミアムなスニーカーブランドを5つ、ご紹介したいと思います。
どのブランドもさまざまなファッショニスタから注目され、独自の存在感を確立させていますので、組み合わせていただけるとトレンド感あふれるコーディネートになりますよ。
バレンシアガ
まず外せないのは「バレンシアガ」(Balenciaga)です。
今やトレンドアイテムとしては欠かせない、「ダッドスニーカー」ブームの火付け役です。
バレンシアガが発表したモデル「トリプルS」は世界的人気となり、各地の販売店で完売となるブームとなりました。

それ以来、ラグジュアリースニーカーの分野で先頭を走っていると言っても過言ではありません。
あとは「スピードトレーナー」もアイコニックです。アッパーには柔らかい素材を使用し、足首に沿うような形で、これも「ソックススニーカー」という新ジャンルを開拓しました。

足全体を包み込むようなフィット感はもちろん、アッパーの素材は伸縮しますので、激しい動きをしたとしても自在に変化してくれる履き心地の良さが特徴です。
ピエール・アルディ
フランスブランドの「ピエール・アルディ」(Pierre Hardy)も魅力的です。

このブランドもスニーカーに大変力を入れておりまして、スリッポンが充実していますし、ハイテクスニーカーやダッドスニーカーの完成度も高いです。
トレッキングシューズにインスピレーションを得た「トレックコメット」モデルも人気です。

革の質も素晴らしいです。ブラックのスリッポンもおすすめですよ。
何より合わせやすいですし、オールマイティな魅力があります。
ジル・サンダー
ミニマムシックなデザインが際立つ「ジル・サンダー」(Jil Sander)も実力派ブランドの一つです。
特に人気が高いのは、オールホワイトのレザースニーカー。まさに潔いデザインですよね。

ローカット、ハイカットがそろっていますが、今期一番人気のオールホワイトでしたら、やはり万能なローカットを一足持っておけば、どんなスタイルにも対応可能です。
ジル・サンダーでは2017年にクリエイティブ・ディレクターが交代し、現在はメイヤー夫妻がデザインを担っています。
夫のルークさんは元シュプリーム(Supreme)の出身で、今後ますますカジュアル寄りのデザインに力を入れていくことが予想されます。
スニーカーのモデルもさらに充実していくことが見込まれますので、今後も期待のブランドです。
コモンプロジェクト
スタイリッシュで、シンプルで、かつ機能的なプレミアムスニーカーと言われれば真っ先に思いつくのがこの「コモンプロジェクト」(Common Projects)です。

2004年にNYのクリエイティブディレクターとイタリアのデザイナーが組んで始まったこのシューズブランドは、独自の哲学と緻密な靴づくりで世界中にファンを増やしています。
実用的な側面とラグジュアリーさを両立させることを目指しており、生産は全てイタリアの工場で職人により行われています。
まず何と言っても、上質なレザーによる履き心地がたまりません。
それぞれのスニーカーには、ブランドロゴの代わりにシリアルナンバーがふられていまして、まさに「分かる人には分かる」特別感を醸し出しています。
デザインもシンプルながら多彩で、どんなスタイルにも上質感を添えてくれます。
海外のファッショニスタを中心に人気が高まっており、要注目です。
ヴェジャ
最後にご紹介するのは、フランスのヴェジャ(VEJA)です。
ややカジュアル寄りのブランドではありますが、環境に優しい「エシカルブーム」を巻き起こした大注目のブランドです。
ファストファッションに対抗し、サステイナブルなファッションを目指す理念に共感が相次ぎ、有名セレクトショップがこぞって取り入れ始めています。

エシカルな靴とは、たとえばコットンでしたらフェアトレードのものを使い、ゴムを使用するなら樹木を傷つけない手法で行い、環境汚染も引き起こさないように配慮する・・・といったものです。
理念だけではなく、厳選された素材やデザインも秀逸で、製品を手に取ってみますとスタイリッシュさや機能性が決して後回しにされているわけではないことがよく分かります。
一つ選ぶなら、やはりホワイトのローカットのレザースニーカーでしょうか。
国内ではまだ知名度はいまひとつだと思いますが、海外では多くのインフルエンサーが愛用し、ファッション業界などでブームを巻き起こしつつあり、目が離せないブランドです。
スニーカー選びでの注意点
最後に、スニーカー選びでの注意点を記させてください。
パンプスやハイヒールと比較すれば、スニーカーの場合は履き心地に優れたものが多いです。
ただどんな靴にも言えますが、どのような状況で履くのかを事前にイメージして選ぶことが大切です。
最近人気のダッドスニーカーなどはもちろんコーディネートに取り入れていただきたいですが、中には重量がかなりあるものがあり、長時間歩くような場合は足への負担も無視できませんので、比較的軽量なものか履き慣れたものを選んで下さいね。
また海外ブランドの中には靴幅が狭いものもありますので、日本人の足型に合った比較的幅広の、長時間履けるものを選ぶことが大切です。
足の形により、スリッポンやレースアップの履き心地もだいぶん違います。甲が高い場合は、ひもでフィット感を調節できるレースアップタイプの方が良いかもしれません。
また、ワンピースなどと合わせたスタイルアップを目指すなら、ソールが厚めのものを選ぶと良いです。ソールの高さが3cmほどあれば、十分にスタイルアップできるかと思います。
無数にある靴の中で縁あって出会うものですから、やはり愛着を持って長く履けるものが良いですよね。
みなさまがご自身に合ったすてきな靴と出会われる一助となれば幸いです。