こんにちは。NottingHillです。
靴の中でも「サンダル」は今や、欠かせないアイテムとなりました。
毎年、毎シーズン、さまざまなトレンドの波が押し寄せてきますよね。
でも、結局のところ、一体何を買えば良いのか。どんな色がトレンドなのか。
情報の波にのみこまれ、サンダル選びに迷っている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は海外で巻き起こりつつある一大トレンド「ダッドサンダル」をご紹介します。
まさに「トレンド先取り」としてお伝えできればと思います。
「ダッドスニーカー」の次は「ダッドサンダル」
スニーカーの分野では近年、「ダッドスニーカー」ブームが巻き起こりました。
一部からは「アグリースニーカー(醜いスニーカー)」とも言われながら、バレンシアガをはじめとするメゾンブランドがこぞって発売し、大ヒットとなりました。
モデルやインフルエンサーの中でも、まさに「旬」のトレンドでしたね。
現在、ダッドスニーカーのブームはピークを越えたのではないかという見方が、海外のファッション業界では主流になっています。
その代わりにファッショニスタの間でがぜん注目を集めているのが、「ダッドサンダル」です。
「ダッドサンダル」って何?
このダッドサンダルとは、もともとは「ダッド(お父さん)」が履くようなサンダル、という意味です。

別名「ツーリストサンダル」とも呼ばれます。
みなさま、観光地に行ったときに、お父さん方が半袖Tシャツとショートパンツに合わせているような、あのサンダルです。
ストラップが付いていて、足の甲や足首がフィットしている、そんなサンダルのことですね。
「あのサンダルを本当にファッショニスタが履いているの?」
そう思われる方もいらっしゃると思います。
さまざまなブランドが街歩きを想定し、洗練されたデザインのモデルを発売し始めています。
これまではファッション業界にとって「異質」な存在だったダッドサンダルですが、ようやく市民権を得てきているな、という状態なんですね。
どうして「ダッドサンダル」が流行に?
なぜダッドサンダルが人気になっていると思われますか?
まずは「抜群の履き心地」です。
たとえば、足の甲と足首といったように、足とのフィッティングポイントが複数あるため、履きやすく足も疲れにくいという特性があります。
ストラップを使用し自分で長さを調節できるモデルも多いため、足に自然に馴染むという点もありますね。
これは「ダッドスニーカー」にも言えることなのですが、ダッドサンダルの人気が上がっている背景にあるのは「エフォートレスシック」という考え方です。
肩肘をはらずにファッションを楽しみ、着心地や履き心地の良さ、リラックス感を大切にする考え方ですね。
外出の時に「オシャレをするぞ」と気負って体に負担を掛けるアイテムを身につけるのではなく、「自分に合ったものを自然に着こなそうよ。その方がずっと格好いいよ」ということですね。
そんな意識の高まりが、これまでファッションアイテムとしては語られてこなかったダッドサンダルの台頭につながっています。
まさに「ダサ格好いい」を地で行くアイテムです。
代表的なブランドは?
ダッドサンダルを手がける代表的なブランドとしては、まず「テバ(Teva)」が挙げられます。
1984年創立のアメリカンブランドで、ストラップ付のスポーツ用サンダルを他ブランドに先駆けて発売したことでも知られています。

アウトドアやスポーツ分野での蓄積を生かしながら、最近はシティユースも見据えたモデルを次々と発表しています。
価格帯も数千円~1万円台が主流ですので、最初の一足にも最適ですね。
メゾンブランドでは、シャネルやプラダもダッドサンダルを発表していますよ。

こちらはプラダのダッドサンダルです。
モノトーンベースで、モードスタイルにも自然に馴染みそうです。
ダッドスニーカーも、メゾンブランドがこぞって発売したことで人気に火が付きましたので、ダッドサンダルもまさにこれから、というタイミングです。
みなさまもぜひ、コーディネートに取り入れてみてくださいね。
そして、ツーリストサンダルを履いているお父さんには「最新の流行だからそのまま履き続けてね」と、ぜひ伝えてあげてください。