こんにちは。NottingHillです。
本日はイギリスが生んだ天才ファッションデザイナー、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)と彼のブランドについて書きたいと思います。
マックイーン自身は2010年に40歳の若さで亡くなってしまいましたが、既成概念を覆す彼の哲学や生き方は今もファッション業界に大きな影響を与えています。
2019年4月から、日本では彼の生涯を追ったドキュメンタリー映画「マックイーン モードの反逆児」も公開され、話題を呼んでいますね。
今も語り継がれるマックイーンの魅力とは一体何なのか、お伝えできればうれしいです。
ロンドンの下町から英国を代表するデザイナーに
アレキサンダー・マックイーンは1969年、ロンドンの下町で6人兄弟の末っ子として誕生しました。
父はタクシー運転手として生計を立てており、決して裕福な生活ではありませんでしたが、幼い頃から将来はファッション業界で働くことを夢見ていたといいます。
16歳の時に学校を中退し、高級紳士服店が軒を連ねるテーラードの中心地、ロンドンのサヴィル・ローで、紳士服店のアシスタントとして働き始めます。
このときに学んだ英国テーラードのクラシカルな技法が、後の彼のデザインを裏打ちする技術的な支柱となりました。
次第に才能を見いだされたマックイーンは「ジバンシー」のデザイナーとなりますが、その良好な関係は長続きしませんでした。
自身が立ち上げた会社とのいざこざも発生し、2001年にジバンシーを離れて自身のブランドに専念することになります。
コレクションでは既成概念を覆すよう斬新なデザインを次々と発表し、英国を代表する新進気鋭のデザイナーとしての評価を確立しました。
セレブやモデルとの交流
アレキサンダー・マックイーンは、ケイト・モスやレディー・ガガ、デビッド・ボウイら多くのモデルやセレブリティーが熱烈なファンだったことでも知られます。
ケイト・モスが薬物スキャンダルで多くの仕事を失った2005年には、「WE LOVE YOU KATE」と書いたTシャツでコレクションに登場しました。
英王室のキャサリン妃もマックイーンの大ファンで、王室の重要イベントの際にマックイーンのドレスを何度もまとっています。
マックイーンの友人でもあったレディー・ガガは、自身の曲”Fashion Of His Love”はマックイーンについて書いたものだと述べています。
英国を代表するデザイナーに与えられるブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを4度も受賞し、エリザベス英女王からは勲章も与えられるなど、2000年代には順風満帆なデザイナー生活を送りました。
突然の死、死因巡ってさまざまな噂も
マックイーンの遺体が自宅で発見されたというニュースが世界を駆け巡ったのは、2010年2月11日のことでした。
人気絶頂のタイミングでの突然の死。当初は死因が発表されなかったこともあり、死因を巡ってさまざまな噂が流れました。
ロンドンの検視当局は最終的に、マックイーンは「精神のバランスが乱れた状態で自殺した」と結論づけました。
残された犬の世話をしてほしいとの遺書も残っていたといいます。マックイーンが長期にわたって鬱や不安に悩まされていたという医師の証言もあります。
明らかになっている情報から判断すると、やはり自身の創作活動が大きなプレッシャーになっており、そのストレスが心身をむしばんでいった可能性が高いです。
マックイーンの死後は、それまでウィメンズウェアの責任者として彼の右腕となっていたサラ・バートンがクリエイティブディレクターに就任し、ブランドを支えています。
サラはデザインに女性としての柔らかさを加えながらも、マックイーンが大切にしてきた「強い女性」のイメージを守り、人気ブランドの座を維持しています。
人気沸騰のスニーカー
服からバッグ、財布などのアクセサリーまで幅広いコレクションを誇るアレキサンダー・マックイーンですが、注目すべきはやはりスニーカーです。
その中でも、最近のトレンドでもあります「オーバーサイズスニーカー」はぜひとも手に入れたい一品です。

さまざまなデザインが発売されいるベストセラーモデルです。
ミニマルでシックなデザインながら、厚いヒールを備えた構造は存在感が十分。
メンズ、ウィメンズともにラインがありますので、男性、女性、どちらにもおすすめです。
モードとカジュアルをミックスさせるトレンドにもピッタリとはまってくれますよ。
