「アフターコロナ」のレストランを考える

有名レストラン、もう再開しない?

こんにちは。NottingHillです。

私が住んでいるニューヨークは、新型コロナウイルスの影響でまだ外出制限が解除されていません。

レストランは持ち帰りか配達だけ認められていますが、店内での飲食はいまだできない状況が続いています。

営業再開を待ち望んでいるレストランは多い一方で、有名レストランの中にも、もう再開しないかもしれない、という所も出ています。

世界のベストレストランに輝いたこともある「イレブン・マディソン・パーク」もその一つです。

豪華な内装と技巧を凝らした料理で知られる有名レストランですが、コロナの影響で、スタッフの大半をレイオフ(一時解雇)しなければならなかったとか。

たとえ営業再開できる日が来ても、元のようなサービス水準を維持できるか分からないということで、オーナーシェフは店を続けるかどうか悩んでいるようです。

入店時に体温計。机にはアルコール

日本に比べると、新型コロナウイルスによる欧米の被害はとても深刻です。

将来のレストランのあり方を議論する報道も時々目にするようになりました。

こちらのメディアが想像するレストランの形は、こういったものです。

  • 入店時には必ず体温を計測して、熱がある場合は入店不可
  • 店内のテーブル席は必ず社会的距離を設ける。最大でもこれまでも50%の客数しか受け入れられない。
  • ウエイターはマスク姿
  • テーブルの上にはアルコールスプレー。一定時間ごとに手を消毒する。
  • 大声で話すのはマナー違反

アメリカでは、レストランを再開している地域もありますが、ここまでいかなくても、けっこう似たようなルールを設けている所は多いようです。

客としての立場でも、これまでと同じようなレストラン経験を得ることは難しくなるなと思いますし、経営側としても、こんな制限の中で営業は成り立つのかなと疑問を感じてしまいます。

特に、ニューヨークは驚くほど地価が高く、狭い店内にたくさんのテーブルが並んでいる光景が当たり前でした。それでやっと経営が成り立っていたレストランも多いと聞きます。

テーブル数が半分になるのであれば、営業がなりたたないとして閉じてしまうお店も多く出そうです。

レストランで食べる楽しみは、料理だけではなくて、建物の内装やウェイターさんとの会話、周りの雰囲気などを総合したものだと思いますので、これからのレストランは、今までとは別のものになってしまうような怖さを覚えます。

でも「食べる楽しみ」は不変のもの。

新しい社会でどんなレストランのあり方が生まれてくるのか、しっかりと見ていきたいと思っています。

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